先日母さんが倒れた。
近所の友達との忘年会で母さんが倒れた。
意識を失い救急車で母さんが運ばれた。
リョウの実家は静岡。リョウは東京早9年。
電車の車内、携帯電話が鳴った。
着信:妹
鳴り止まないバイブ。
めずらしいな。でも電車だから出れないよ。後で電話するとメールを返す。
発信:妹
「お兄ちゃん。お母さんがね、倒れてね、昨日忘年会で~
母さん
倒れた
忘年会
断片的に言葉が脳に突き刺さる。
その時日本語がわからない外人になった気分自分。
角張った言葉の羅列の整理に時間がかかる。
何をいってるんだ妹よ。あはは。
今日の昼ご飯。
普通に食べたけどすぐに全部吐いた。
四角いトイレの空間がブラックホールのよう。
自分の弱さを痛感 =母の存在の大きさに驚きを隠せない。
ほんとにまいった。
弱い自分を包み隠す鎧をくれよ。どうかお願い。